すすめの曲 その2

交響曲第31番二長調 《パリ》
特徴の第2は、ダイナミックス(強弱の効果)の面白さ。
パリの人たちが、ドイツやイタリアより進んでいたのは、オーケストラ音楽を面白がって聴くまでに成長していたこと。
ほかの土地では黒衣であり伴奏役であったオーケストラや、それの演じるシンフォニーを、パリの人たちは好んで聴いていました。
彼らの一番面白がるのは、音の強弱の変化、フォルテの斉奏、クレッシェンドなど、現代のオーケストラ・ファンのかなりの人が面白がる部分と同じでした。
モーツァルトは、そこの所を十分に心得て、カラフルで、楽しく、ドンパチ効果の華やかな曲を書いたのです。
だから、この曲にはドイツ的な感傷性が欠如しているのが特徴で、ここには湿った空気は一切存在しません。
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