交響曲 その3
交響曲第29番イ長調
この交響曲は、1774年4月6日にザルツブルクで完成しています。
オーボエ2、ホルン2、弦合奏という室内楽的な編成であることと、イ長調という、モーツァルトにとっては流れるような旋律を多く書いている調性をとっていること。
それが、この交響曲の性格を作り出しているといえます。
精緻に作られた優美な第2楽章も聴きどころであるし、第3楽章のメヌエットもそれにふさわしい典雅な趣をもっています。
終楽章は第1楽章の性格を再帰させますが、より軽快で快活。
劇的な盛り上がりもあり、全体の構成も実によく出来ていますから、初期のモーツァルトの代表作といえますね。